フッ素配合歯磨き剤について
こんにちは!歯科衛生士の三上です。
本日はフッ素配合歯磨きを歯医者さんがすすめる理由についてまとめていきます!
みなさん「フッ素」とは聞いたことがありますか?
フッ素は、自然界にもあるミネラルのひとつ。
歯に取り込まれると、虫歯菌が出す酸に強い歯を作ってくれます。
つまり、「むし歯になりにくい歯」にしてくれる大切な成分なのです。
さて、現在ほとんどの人が1日2回の歯磨きをしています。しかし成人の9割以上が虫歯を経験しています。なぜ虫歯を防げないのでしょうか。
一般的にハブラシの毛の太さは、直径200マイクロメートルです。ところが虫歯は、もっと小さいところから発生します。
しかも、虫歯になりやすい場所は「奥歯の溝」「歯と歯の間」「歯と歯茎の境目」。つまり、磨きにくく、毛先が届きにくいところなのです。
綺麗にしているつもりでも、汚れを除去できなかったりするのです。そこで使いたいのが虫歯を予防するフッ素配合歯磨き剤です!
では、フッ素配合歯磨き剤を使用する際に効果的な方法をご紹介していきたいと思います。
①1日2回は歯磨きを。そのうち1回は就寝前に!
→歯磨きで歯の表面に取り込まれたフッ素は、徐々に溶け出して少なくなってしまいます。
そのため、1日の歯磨き回数は一回より2回の方が、歯の表面のフッ素量を維持することができます。
また、就寝中は唾液が出にくくなります。唾液でフッ素が流れてしまわないので、フッ素を長時間お口の中にとどまらせることができます。
ですので1日2回のうち1回は、就寝前に磨きましょう!
②まずは、歯ブラシを軽く湿らせて!
→フッ素配合歯磨き剤を歯ブラシに付ける前に、歯ブラシを少し湿らせましょう。
適度な水分が歯ブラシにないと、歯磨き剤が歯と歯の間に流れていきません。一方、水分が多いと歯磨き剤が薄まり、フッ素濃度が低下してしまいます。
湿らせた後は歯ブラシを軽く振って水を切りましょう。
乾いた歯ブラシに歯磨き剤をつけて歯を磨くと、歯ブラシの毛束の根元に歯磨き剤が残りやすくなります。
ぜひ、このような方法を試して虫歯ゼロを目指しましょう!
当院にもこのようにフッ素配合歯磨き剤が販売されていますので来院された際には見てみてください!
下記に当てはまる方は、必ず事前に最寄りの保健所あるいは医療機関に電話で相談し、 指示を受けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
- 1、14日以内に新型コロナウイルス感染症の流行地域から帰国した方
- 2、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている方
- 3、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
- 4、新型コロナウイルス感染症の患者さんと濃厚な接触があった方
「帰国者・接触者相談センター」はすべての都道府県で設置しています。