2025年11月15日
「唾液」の力!!パート➁
こんにちは!歯科衛生士の荒川です。 インフルエンザが流行していますが、 皆さん体調崩していませんか? 手洗いうがいなどでしっかり予防を していきましょう!🧼 さて今回は、前回の続きの唾液についてです。 パート➁では唾液の体へのはたらきを お伝えします! 体へのはたらきは4つあるんですよ😊 1、感染症を予防する 👉唾液に含まれる抗菌物質IgAは、細菌や ウイルスが身体に侵入するのを防ぐ はたらきをします。 唾液中にIgAが多いと風邪やインフルエンザ などの呼吸器系疾患にかかりづらくなる ことが分かっています。 2、食道の粘膜を保護する 👉お口の粘膜を保護するムチンは、 同じように食道の粘膜も保護します。 そのため唾液の量が減ると、粘膜が 傷つきやすくなり食道炎になることも あるんですよ。 3、胃の粘膜を保護する 👉成長因子のEGFは、粘膜の保護や 修正、胃酸の抑制に関与すると 考えられています。 4、消化を助ける 👉唾液中の消化酵素のアミラーゼが 食べ物の消化を助け、胃や腸の負担を 軽減します。 唾液がお口の中だけでなく、身体にも 影響しているなんて驚きですよね! 唾液がその力を十分に発揮するためには ある程度の量無いといけません。 唾液が少ない、減ってきた、 もっと唾液を出したいという方に唾液の量を 増やすポイントを4つお伝えします! 1つ目は、『水分を取る』です。 唾液は血液に由来します。 そのため血液のおおもとである水分を しっかりとると唾液が増えることに繋がります。 2つ目は、『よく噛んで食べる』です。 咀嚼するほど唾液線が刺激され、唾液が出てきます。 食材を大きく切ったり、噛み応えのある食品を 選ぶなど、咀嚼回数を増やす工夫も効果的です! 3つ目は、『唾液線マッサージをする』です。 お口の中には「3大唾液腺」と呼ばれる 耳下腺・顎下腺・舌下腺があります。 その3か所をマッサージすることで 唾液の分泌を促します。 4つ目は、『抗酸化食品をとる』です。 抗酸化物質のなかには唾液の量を 増加させるものもあります。 納豆などに含まれるイソフラボン、 ねぎや玉ねぎなどに含まれるケルセルチン、 サプリメントで売られている コエンザイムQ10、 柑橘類などに含まれるビタミンC がそれにあたります。
唾液にはお口だけでなく体にもいいことが たくさんありましたね😊 皆さんも唾液の量を増やして 健康を守りましょう!!
下記に当てはまる方は、必ず事前に最寄りの保健所あるいは医療機関に電話で相談し、 指示を受けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
- 1、14日以内に新型コロナウイルス感染症の流行地域から帰国した方
- 2、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている方
- 3、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
- 4、新型コロナウイルス感染症の患者さんと濃厚な接触があった方
「帰国者・接触者相談センター」はすべての都道府県で設置しています。








