2026年04月27日
「一生懸命」が裏目に?歯ぐきを傷つける「ブラッシング圧」の落とし穴
こんにちは!歯科衛生士の荒川です。
皆さん「しっかり磨かなければ」という思いから、
ついつい力が入ってしまっていませんか?
実は、歯ブラシを強く押し当てすぎると、汚れが落ちるどころか
歯や歯ぐきにダメージを与えてしまうことがあります。
今回は、意外と知らない「正しいブラッシング圧」についてお話しします。
ブラッシング圧が強いと起こる「3つのリスク」
力が強すぎると、お口の中で以下のようなトラブルが起こりやすくなります。
-
知覚過敏の原因に 歯の表面を覆うエナメル質が削れ、象牙質が露出することで、 冷たいものがしみやすくなります。
-
歯ぐきが下がる(歯肉退縮) 強い刺激によって歯ぐきが傷つき、徐々に下がってしまいます。 見た目が悪くなるだけでなく、根元が露出して虫歯になりやすくなるリスクも。
-
汚れ(プラーク)が落ちにくくなる 歯ブラシの毛先は、「軽く触れている状態」が 最も汚れをかき出す力を発揮します。 押し付けすぎると毛先が寝てしまい、肝心の汚れに アプローチできなくなります。
理想的な強さは「150g〜200g」
適切なブラッシング圧は、わずか 150g〜200g と言われています。
【セルフチェックの方法】
-
キッチンスケール(はかり)で確認: 歯ブラシを押し当てて200gに なる感覚を一度覚えてみてください。 驚くほど「軽い」と感じるはずです。
-
手の甲が白くならない程度: 手の甲に置いたとき、肌が白く変わるようなら 力が入りすぎです。
正しく磨くためのコツ
力を入れずに効率よく磨くためのポイントを2つご紹介します。
-
「ペン持ち(ペングリップ)」で持つ グーで握る(パームグリップ)と、どうしても腕の力が 伝わりやすくなります。鉛筆を持つように指先で支えることで、 余計な力が抜け、小回りが利くようになります。
-
毛先が広がらない程度をキープ 歯ブラシを当てたとき、毛先がわずかにしなる程度がベストです。 もし1ヶ月足らずで毛先が外側に広がってしまう場合は、力が強すぎるサインです。
毎日行うセルフケアだからこそ、正しい方法で行うことが 10年後、20年後の健康な歯を守ることにつながります。 「自分の力加減が合っているか不安」 「自分に合った歯ブラシの硬さを知りたい」という方は、 ぜひ定期検診の際にお気軽にスタッフまでお声がけください。 実際に歯科衛生士がお口の状態を拝見し、最適な磨き方をアドバイスさせていただきます。
下記に当てはまる方は、必ず事前に最寄りの保健所あるいは医療機関に電話で相談し、 指示を受けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
- 1、14日以内に新型コロナウイルス感染症の流行地域から帰国した方
- 2、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている方
- 3、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
- 4、新型コロナウイルス感染症の患者さんと濃厚な接触があった方
「帰国者・接触者相談センター」はすべての都道府県で設置しています。








