2026年08月20日
誤嚥性肺炎とは?原因とお口のケアが重要な理由
こんにちは!歯科衛生士の荒川です。 皆さん誤嚥性肺炎を知っていますか? 誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液、お口の中の細菌が 誤って気管に入ってしまうことで起こる肺炎です。 特にシニア世代や介護をされているご家族にとって、日頃からの予防ケアは健やかな毎日を守るために欠かせません。 今回は、ご家庭や日常で今すぐ実践できる誤嚥性肺炎の予防ポイントを分かりやすくご紹介します。 1. お口の清潔を保つ「口腔ケア」 誤嚥性肺炎の主な原因は、お口の中で増殖した細菌が唾液とともに気管に入ることです。 まずは口腔内を清潔に保つことが最大の予防策になります。
-
毎食後の丁寧な歯みがき:歯だけでなく、舌の汚れ(舌苔)も専用ブラシなどでやさしく除去します。
-
義歯(入れ歯)の手入れ:義歯にも細菌が付着します。毎晩外して洗浄し、清潔を保ちましょう。
-
定期的な歯科受診:プロによるお口のクリーニングや、プロフェッショナルケアを定期的に受けることが効果的です。
2. 食事中の姿勢と「食べる環境」の見直し 食べる際のアプローチを少し工夫するだけで、誤嚥のリスクを大幅に減らすことができます。
-
正しい姿勢を保つ:背もたれを起こし、あごを軽く引いた姿勢をとります。 あごが上がると気道が広がり、誤嚥しやすくなります。
-
集中できる環境づくり:テレビを消す、話しながら飲み込まないなど、食べることに集中できる環境を整えます。
-
一口の量を調整する:一度に多くを口に入れず、しっかり噛んでから飲み込む意識を持ちましょう。
3. お口と喉の筋力を維持する「パタカラ運動」 飲み込む力を維持・向上させるためには、お口周りの筋肉トレーニングが有効です。 食前に行うと唾液が出やすくなり、飲み込みの準備が整います。
発声する言葉 |
期待できる効果 |
パ
|
唇をしっかり閉じる力を鍛え、食べこぼしを防ぐ
|
タ
|
舌の前部分を上に押し上げる力をつけ、食べ物を押し送りやすくする
|
カ
|
舌の奥をのどに押し付ける力をつけ、誤嚥を防いで奥へ送る
|
ラ
|
舌を丸めてスムーズに丸のみ(嚥下)する動作を助ける
|
※「パ・タ・カ・ラ」と各10回程度、はっきりと発声するのがポイントです。 お口のケア、食事の工夫、そしてちょっとしたお口の体操を毎日の習慣に取り入れて、誤嚥性肺炎をしっかり予防していきましょう。
下記に当てはまる方は、必ず事前に最寄りの保健所あるいは医療機関に電話で相談し、 指示を受けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
- 1、14日以内に新型コロナウイルス感染症の流行地域から帰国した方
- 2、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている方
- 3、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
- 4、新型コロナウイルス感染症の患者さんと濃厚な接触があった方
「帰国者・接触者相談センター」はすべての都道府県で設置しています。








