「おいしい」を知る
私が地元福岡から東京に来て感じたこと。
醤油がしょっぱい?!出汁が黒い?!売っているものが違う!…など
とても興味深く、買い物に行くのがとても楽しく、発見だらけです。
私が感じたように、「味」「おいしさ」の基準は人それぞれです。
‹味覚の基本›
味覚で感じることができるのは、甘・酸・塩・苦・うま味=基本味
これがおいしさを決めます。
食べ物を味わう時、人は 視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚の五感で
総合的な感覚でおいしさを判断します。
こうした要素の中でも、おいしさを決定するのに最も重要なのが味。
基本味は、他の味を混ぜ合わせて作ることのできない独特の味です。
美味しいと感じるには、食事の際、まず見て楽しみ、香りを味わい、陶器や漆器などが唇に触れた後、
しっかり噛んで風味を味わい、噛み応えのある物性の食べ物を咀嚼する音を楽しむことです。
そうすればそのすべての情報が脳に送れら、食べ物のおいしさが総合的に判断されます。
‹美味しいと感じるしくみ›
①生理的おいしさ
必要な栄養素を含む味を美味しいと感じるもので、すべての動物がこの性質をもつ。
汗をかいたら塩味がほしくなるような性質。
②文化的なおいしさ
幼いころによく食べた味を好ましく感じるもので、海外滞在中に食べる和食がやたら
おいしいと思うのが典型例。お母さんの味付けが一番好き!も同じ現象です。
③情報によるおいしさ
値段の高いワインほど美味しいと感じたり、「通の味」「本格派」などと形容される味を
学んで好むようになる性質です。
通の味というのは大抵苦みや酸味が強く、生理的美味しさの観点から見ると、
本能的には避けたい味ですが、人間独特の嗜好で美味しさを感じるようになります。
‹一番ハマる味覚は「砂糖」「油」の味›
糖分や脂肪は、動物が生きていく上で貴重なエネルギー源。生命維持に欠かせず、
その味を際立っておいしいと感じる能力はずば抜けて高くなります!つまり、
”やめられない”美味しさになります。
そして、病みつき化する味がもうひとつあります。
それは、出汁の”うまみ”です。
これを子供のころからよく食べた人は、この味が「やめられない美味しさ」になります。
つまり和食の味に対しても、砂糖や油並みの快感を感じるということです。
また、和食は食材の味を生かすために、大きく切ったり、出汁を使って薄味にしたりすることで、
しっかり噛み、伝統的なうま味を感じるとともに、満腹中枢を刺激し、食べすぎを抑えれるなど
とても健康的な料理です。
もちろん、歯にも和食は良く、私はすごくお勧めしてます♪
しかし現在は、パスタやハンバーグなど海外の食事が増えてきて、麺などの軟らかい食事だけでなく、
味が濃いものだと噛まずに飲み込む傾向にあり、唾液が減ってたり、繊細な味を感じにくくなります。
うま味は”日本人にしか感じない味”です。ほとんどの外国人の方はわからないそうです。
そんな素晴らしく繊細な味覚をもっている私たち。それには子供の時の食生活がカギになります。
子育て中のお母さん、ぜひお子様には出汁の「美味しさ」を身につけさせてくださいね。
下記に当てはまる方は、必ず事前に最寄りの保健所あるいは医療機関に電話で相談し、 指示を受けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
- 1、14日以内に新型コロナウイルス感染症の流行地域から帰国した方
- 2、風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている方
- 3、強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方
- 4、新型コロナウイルス感染症の患者さんと濃厚な接触があった方
「帰国者・接触者相談センター」はすべての都道府県で設置しています。